偏頭痛は脳内血管が拡張して起こるといわれていますが、血管の収縮に働く物質でセロトニンという物質が存在します。このセロトニンは有酸素運動をすると増えるといわれており、結果として偏頭痛の改善にもつながります。どういうことなのか詳しく解説しましょう。

セロトニンとは

セロトニンとは必須アミノ酸のトリプトファンから生成される物質で、血小板や消化管に多く存在し、血管の収縮に働く物質とされています。

また、神経伝達物質である脳内のセロトニンは鎮静作用もあります。これらから分かるように、セロトニンは偏頭痛の血管拡張を収縮させて、痛みを抑える効果があると考えられるのです。

セロトニンと有酸素運動

ウォーキングなどの有酸素運動をすると、体内の脂肪分解が進み、遊離脂肪酸が増えます。通常、トリプトファンはたんぱく質であるアルブミンと結合していますが、遊離脂肪酸が増えることで、アルブミンは遊離脂肪酸と結合します。

自由になったトリプトファンは脳内でセロトニンに変換することができます。

そのことから、激しすぎない、汗ばむ程度の有酸素運動を続けることで、脂肪燃焼してセロトニンを増やして偏頭痛の改善に繋がるといえるのです。

有酸素運動とストレス解消

偏頭痛はストレスとも関係が深いといわれています。運動することで、セロトニン神経を強くすることができるので、ストレスに強い身体にするというメリットもあります。

また、うつ病防止やダイエット効果なども期待できます。

偏頭痛の起こっている時に運動してはいけませんが、普段からウォーキングや水中ウォーキング、階段昇降などの有酸素運動を取り入れて、ストレス解消や偏頭痛防止に役立てましょう。