偏頭痛に悩む男性

両親のどちらかが、頭痛持ちだから自分も偏頭痛が起こるのかもしれないと思っている場合があるかもしれません。本当に偏頭痛は遺伝性があるのでしょうか?まだまだ謎の多い分野ですが、最近の研究結果についてみてみましょう。

偏頭痛の遺伝性について

研究のデータによると、偏頭痛において自分の片親が偏頭痛の場合は50%から70%以上の割合で遺伝し、さらに両親ともに偏頭痛がある場合には70%以上で遺伝性が認められるという報告があります。

これらの報告から、偏頭痛は遺伝性があると考えても良いでしょう。さらに、この研究では祖父母からの隔世遺伝の可能性も確認されました。

偏頭痛の遺伝子研究について

偏頭痛遺伝子の研究は、1996年に「家族性片麻痺性偏頭痛」という偏頭痛の一種でもある頭痛について、一部の家系において原因遺伝子が報告され、偏頭痛の遺伝について関心が高まってきたといわれています。

しかし、ここで確認された2つの遺伝子(CACNA1A、ATP1A2)での有症率は非常に珍しく、希少性の高い偏頭痛です。一般的な偏頭痛の遺伝子研究については、これから研究していく分野であるともいえます。

偏頭痛の母親と子どもの関係

子どもで将来、偏頭痛になる可能性のある「小児疝痛」という病気において、その子供の母親が慢性的な偏頭痛を持っていると、偏頭痛を持っていない母親と比べると小児疝痛の発症率が約2.5倍も高くなるということが分かりました。

これらの結果から、両親、特に母親が偏頭痛だと子供に遺伝する可能性が高くなることが分かってきました。母親が偏頭痛を持っていたら、特に子どもの健康状態にも気を配ってあげることが大切になります。